【映画レビュー】『紀元前1万年』(2008)

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発売日:2010-04-21

何の予備知識もなく、『紀元前1万年(原題『10,000 BC』)』を鑑賞した。何となくのイメージで想像していた内容とは大きく異なっていたが、動物や建物のCGグラフィックはとても綺麗だった。

世界には我々が発見出来ていない「失われた文明」が存在するのではないか。例えばピラミッドはどのようにして作られたのか、なぜ当時の技術力で可能だったのか等、多くの謎に包まれている。我々が知らないだけで、その謎を埋めるような文明が存在したのではないかという疑問に一つの仮説を示してくれた本作。
ストーリーはハリウッド映画の王道とも言うべき内容であった。正直、映画の中盤で一つの謎が解けるのだが、それ以降はストーリーが読めてしまう。また、最後のヒロインの奇跡には疑問を持つ人は多くいるであろう。しかし、見ていて期待を裏切る内容ではないと思われる。特に本作を通して、文明が進歩していく様をよく表していると思う。

全体を通して現代文明も将来的に「失われた文明」となってしまうのではないかという気にさせてくれる作品である。グラフィックも綺麗なので、テーマに興味があれば一見の価値はあるのではないか。

オススメ度:★★★☆☆

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