月別アーカイブ: 2018年4月

ダボス会議新日本代表就任パーティーに参加してきました!

昨日は世界経済フォーラム(ダボス会議)の新日本代表に江田麻季子さんが就任したという事で、記念のパーティー(World Economic Forum Japan Reception)が開催されました。
江田さんは女性初のインテル日本代表(関連記事)として今年の3月まで活躍された方で、世界経済フォーラムの会議参加者に常に女性が少ない日本の現状を本気で変えていくぞ!という世界経済フォーラム側の意思が伝わりました!


今回は、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターの開設についても改めて発表されました。経済産業省を深く関わっているプロジェクト!とても楽しみです!
第4次産業革命が世界にもたらす影響は計り知れません。メディアでは手放しに技術の進歩を喜んでいるケースやロボットやAIに既存の職を奪られるという悪い結果だけを取り上げているケースをよく見かけます。問題は技術そのものではなく、その技術をどう使うかです。これまでのスピード感とは比べ物にならない速さで世の中が変革していくので、技術を使いこなせるかどうかで人々の経済や教育の格差は広がっていくと予想されます。当然ですが技術を生かすも殺すも人間なのです。
私は手話の分野で遠隔コミュニケーションツールを使ってサービスを提供してきましたが、今後の技術革新の中で更により良い手話サービスを提供できるようになる可能性がある反面、聴覚障がい者にとって新たな課題が生まれる可能性もあります。日本に3601人しかいない手話通訳士の一人として、また遠隔手話通訳事業を提供する事業者として、私に出来る事を常に模索していきたいと考えています。

IIJグローバルソリューションズ様と提携し、高品質遠隔手話通訳「R sign language」をリリースしました!

本日、IIJグローバルソリューションズIIJのグループ会社、以下「IIJグローバル」)よりプレスリリースが発表されましたが、IIJグローバルの提供する高品質、高セキュリティのビデオ会議サービス「COLLABO de! World」にて、シュアールの遠隔手話通訳の提供を始めました!
サービス名称は「R sign language」です。Rには、Rich(高品質)、Real(同時)、Remote(遠隔)の3つのRの意味が込められています!(ShuRのRも少しだけかかっている…はずです!)

これまでも高品質の遠隔手話通訳提供に尽力して参りましたが、テクノロジー面でのセキュリティーは課題の一つでした。今回のIIJグローバルとの提携により、Cisco DX80を活用した極めて安全性の確保されたテレビ電話システムを利用できるようになるため、医療機関や金融機関、機密性の高い行政機関などでの利用に活用できると考えられます。

サービス詳細は以下のURLより、ご覧頂けます!
[サービス詳細]

プレスリリースは以下のURLより、ご覧いただけます!
[プレスリリース]

カタログはこちらより、ダウンロードできます!
[カタログ]

また、今回のR sign languageリリースに合わせまして、明日4/11の13時より「Cisco Collaboration Summit 2018」にIIJグローバルと共に出展致します!事前申し込みが必要にはなっておりますが、私も会場におりますので、是非お立ち寄りください!

[Cisco Collaboration Summit 2018]

G1茨城フォーラムに参加してきました!

2018年4月7日(土)に茨城で開催されたG1茨城フォーラムに参加させて頂きました!これまでも40歳以下の会議であるG1 U40や全て英語で行われるG1グローバルなどに参加させて頂いていましたが、地域を絞ったフォーラムに参加したのは初めてでした。

G1サミットは”「GLOBE(世界)がひとつになる」「GLOBALでのNo.1」「GENERATION(世代)が一丸となる」という思い(引用:G1ホームページ)”で、グロービス代表の堀義人さんが2009年に立ち上げた団体です。


G1には3つのコアとなる精神があります。
1、批判よりも提案を
2、思想から行動へ
3、リーダーとしての自覚を醸成する
G1では、この3つの精神が参加者に共有されているので、本当に多くの学びがあります。


今回のテーマは茨城という事で、第1部では茨城、水戸に関する歴史と現状、そして、今後のプロジェクト計画が発表されました。素晴らしい企画と地元の人の熱い想いを聞いて、今後の茨城は伸びていくと確信しました!
私も群馬出身なので群馬の発展に何か貢献できないかと考えていたので、とても参考になりました。


第2部は茨城に対して、みんなが出来る行動について考えるワークショップでした。私は、高橋靖水戸市長(写真は市長のブログより引用)が進行する「ライフイノベーション」のセッションに参加しました。
私は手話の視点で話をさせて頂きましたが、医療や介護、他の福祉分野においてテクノロジーの話をする場合とは視点が大きく異なると改めて感じました。介護や福祉の分野ではアナログに頼らざる負えない部分が多く残り、最初からアナログの方が効率的というケースが多くあります。一方、手話・聴覚障がい者の場合は情報障がいなので技術革新で変えられる余地が多く、テクノロジーとの相性が本当に良いのです。まだまだシュアールの活動範囲も拡大しないといけませんね!
また、議論の中で、データ分析は大きなコストをかけずに利用できるはずだが、その分析を出来る人材が不足しており十分に活用できていないという話が出ました。データの正しい活用が今後の社会変換に必要不可欠となってくるでしょう。


最後は、堀さんがオーナーを務める茨城ロボッツの試合を観戦しました!初めてプロバスケを日本で観ましたが、目の前で繰り広げられるスピード感に圧倒されました!そして、チーム初の8連勝!大いに盛り上がりました!!


最後は皆さんで記念写真!学びの多い1日でした!
G1で頂いたエネルギーを基に、このネットワークと聴覚障がい者・手話の分野の橋渡しをしつつ、私も更に頑張っていきたいと思います!