以前、一緒に対談をさせて頂いたアショカ・フェローの先輩であるアンドレアス・ハイネッケ(Andreas Heinecke)が立ち上げたダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialogue in the Dark)。昨年の8月末で常設の外苑前会場が閉鎖されましたが、移転した東京浅草橋のTokyo Diversity Lab.に初めて参加させて頂きました。
[対談に関する記事]
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、真っ暗な空間を作り、その中で対話を通して偏見や異文化を受け入れあう経験を体験する企画です。暗闇の中では視覚障がい者のガイドに従って、プログラムが進行します。視覚障がい者にとっては見えない世界が普通なのですが、視力のある人から見ると視界0での活動は困難を極めます。視覚障がい者の世界を体験できる興味深い経験です。しかし、それだけではなく彼らの高いポテンシャルに気付かされます。このプログラムに参加した多くの人が「障がい者だと思っていた人たちが本当に優秀で驚いた」という事を言っています。
障がい者を可哀そうな人として考えるのではなく、彼らのポテンシャルを引き出して活躍できる環境を作るという考えは我々の活動と通するものがあり、大変に参考にさせて頂いています。
今回は、日経ソーシャルイニシアティブ大賞(現、日経ソーシャルビジネスコンテスト)でお世話になった若林さんに招待を頂きました。今回のテーマは「暗闇で感じる日本文化」で、ダイアログ・イン・ザ・ダーク Showcase for 2020 Tokyoと称してオリンピック・パラリンピックを見据えた内容になっていました。私自身は4回目の参加になりましたが、テーマが変わるので飽きることなく毎回楽しませて頂ています。
ETIC.経由で日本代表の志村真介さんとも仲良くさせて頂いており、一緒にオリンピック・パラリンピックに向けて、活動していこうという話もさせて頂きました!
今回は、暗闇で書初めにチャレンジです。今年の目標を漢字1文字で!と言われて、悩みましたが今年は色々と選択をしていく大切な年だと思ったので「選」に決めました。暗闇で墨を磨り、色紙の裏表の感覚を味わい(結果、間違えて裏に書きました…)、文字を書くのは、普段から何気なくしている文字を書く行為を振り返る良い機会でした。暗闇で書いたにしては、良い出来になったのではないかと思います!(明るいところで書いても大して変わらないだろう、とのツッコミは無しで!)
今回は聴覚障がい者の活動仲間の今井絵理子議員も参加されていました。今井さんとは議員になられた直後から意見交換をさせて頂いているので、定期的に会っていますが逆に一緒に写真を撮る機会ってあまりなかったので、久しぶりのツーショット!今井さんの今年の漢字は「楽」!”らく”ではなく”たのしむ”との事でしたので、一緒に楽しみながら聴覚障がい者と聴者の対等社会を作っていけるように、私たちシュアールも頑張っていきたいと思います!