字数制限があるのにURLが長くて困った
なんて時に大変役立つのがbit.ly等に代表されるURL圧縮サイトです。これまで私は短縮サイトを「単なる短縮」を目的としたものではなく、「ブックマーク」的な意味合いも含めて使っていたのですが、最近はamazon(amzn.to)やgoogle(goo.gl)など独自の短縮ドメインを利用するサイトが増えて、一元管理が難しくなってきました。そこで自分専用の短縮ドメインを作りたいなと調べたら(参考:[絵文録ことのは])、意外と簡単な事がわかりました!そこで、実際に作ってみたら、本当に簡単でした!!
まずは調査だ
まずはURL圧縮サイトを作る方法をインターネット上で調べてみる事にしました。「短縮URL 自作」などで検索をしていると大きく分けると2つの方法がある事がわかりました。
1.既成ソフトを入手してサーバーに構築する
2.自分でコードを作成してサーバーに構築する
phpを使った簡単なコードで作成できると書いてあるブログもあったのですが、そんなに時間をかけたくなかったので1を選択しました。既成ソフトもたくさんあるようだったのですが「有償なもの」「アフィリエイト目的なもの」「怪しいもの」「外部の人の利用を目的なもの」が多い印象を受けました。若干、ねずみ講的なサイトもありました…。そんな中、GNUで(無料で)公開しているサイトを発見しましたので、今回は「URL短縮プログラム-WebCreativePark」を利用する事にしました!私は自分専用に使いたいだけで、短縮機能を一般の人にも公開するサービスを始めたいわけではないので、Web Creative Parkさんの機能で十分でした(URL短縮サイトを外部の人に提供するサービスを始めたいなら、厳しいです)。ひとまず、URL短縮ソフトは無料でGET出来ました!
独自ドメインを決めよう!
次は短くするドメインを入手する必要があります。私の場合は独自ドメイン(このサイト)があるので「http://www.juntoohki.com」のサブドメインとして利用する事を考えましたが、最短でも「http://s.juntoohki.com」となり22文字もあります。これでは短縮の意味がありません。そこで新たに独自ドメインを入手する事を決めました。
普段私が使っているバリュードメインで、短い空きドメインを探すことにしました。当然TLD(トップレベルドメイン:”.com”や”.jp”)の前が短ければ、全体のURLは短くなります。調べてみると、ほぼすべてのドメインで二文字以下での取得は難しい(あるいは、値段が高い)事がわかりました。やはり短いと覚えてもらいやすいですし、人気が高いのです!そこで、2文字は諦めて3文字のドメインを取得する事にしました。色々と考えましたが、簡潔に私の名前「JuNTo」の頭文字で「JNT」にする事にしました。後は、jntが空いている最も安いドメインを探すと、”.li”が空いていたので、jnt.liを取得しました!
サーバーをGET!!
次にサーバーを用意する必要があります。既にサーバーを持っているなら、それを利用できますが、ない場合は新規購入するか、無料サーバーを借りるか、自作する必要があります。自作はかなり難しいと思うので、安いレンタルサーバーを借りるとすると、ロリポップやさくらインターネットなどが有名です(今回のURL短縮ソフトが動くかは未検証です)。ちなみに、私は海外のサーバーを使っています。
ドメインのネームサーバーを入力する!
ドメインとサーバーを入手出来たら、ドメインのネームサーバーを入力する必要があります。簡単にいうと、ドメインの行先を教えてあげるイメージです。まずは、サーバー側のネームサーバーを調べます(そのサーバーのある住所的なものです)。そして、ドメインを取得したサイトで、取得ドメインのネームサーバーを変更します。
遂にサーバーにソフトを構築!
さぁ、いよいよ大詰めです!先程ダウンロードしたファイルを解凍します。その中にあるindex.phpをテキストエディターなどで開き、パスワードを買えます。パスワードは上から11行目の
「$password = “admin”;」の””内を変える事で設定できます。詳細は、WebCreativeParkさんのサイト内に書かれているので、参考にして下さい。
そして、サーバーにindex.phpと.htaccess(パッと見ファイル名がないように見えます)をアップロードします。私はアップローダーにffftpを利用しています。アップロードする際に、フォルダのパーミッションを777に変更する必要があるので気をつけて下さい!
完成!実際に使ってみよう!
アップロードが完成したら、自分のドメインにアクセスしてみて下さい(決めたドメイン「http://○○○.××/index.php」にアクセスするだけです)。そうすると、パスワードを入力できる画面が出るはずです(実は、私は一回エラー画面が出ました。再度アクセスしたところ、全く問題なく使えるようになりました。理由は不明です。)。
後は、URLを入力すると以下のように短くなります。
1.自分のサイト:25文字→15文字
http://www.juntoohki.com→http://jnt.li/1
2.シュアールのフェイスブックページ:33文字→15文字
http://www.facebook.com/ShuRGrouphttp://jnt.li/2
3.twitter(日本語):28文字→15文字
http://twitter.com/juntoohki→http://jnt.li/3
4.twitter(English):28文字→15文字
http://twitter.com/junto_eng→http://jnt.li/4
5.自分のブログ:30文字→15文字
http://www.juntoohki.com/blog/→http://jnt.li/5
6.Ashoka内の紹介ページ:40文字→15文字
https://www.ashoka.org/fellow/junto-ohki→http://jnt.li/6
7.英語のプロフィル:41文字→15文字
http://www.juntoohki.com/profile-english/→http://jnt.li/7
8.父のゴルフ教室:30文字→15文字
http://www.ken-golfschool.com/→http://jnt.li/8
9.TEDxTokyoトーク:42文字→15文字
http://www.youtube.com/watch?v=DwSh_wvxPKs→http://jnt.li/9
ちなみに、ここでは二つの問題があります。一つ目は、そもそも短縮する文字が少ないと意味がないという事です。
シュアールホームページ:14文字→16文字
http://shur.jp→http://jnt.li/10
このように、逆に文字数が多くなってしまっては短縮の意味はないですね。そして二つ目は、twitterに関してです。twitterは、強制的に独自の「t.co」に短縮されてしまうので、いくら短縮しても20文字になってしまうそうです(参考)。せっかく上にあるように14文字や15文字にしたのに残念です…。
ただ、アーカイブとしては価値はどちらもありますね!
最後に…
この手のサービスは4年前にtwitterの短縮URLが改ざんされる事件が起きた時がピークだったようで、最近は新しい記事を見つけられませんでした。しかし、私の悩みにもありましたが、逆にサービスが増えたためにブックマークとして機能するのが難しくなったので改めて需要が生まれるのかなとも思っています。また、他のサイトでも指摘されていましたが利用しているサービスがクローズするリスクを考えると自前のサーバーに構築できている安心感はありますね。
ひとまず、自分が欲しかったサービスを作れたので個人的には満足しています!