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ロレックス賞ファイナリストに選出されました!

この度、ロレックス賞の「ヤング・ローリエイツ(18歳~30歳部門)」のファイナリストに日本人として初めて選出して頂きました。

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今年で40周年を迎えるロレックス賞は、「革新」と「挑戦」の象徴であるロレックスが、人類のより良い未来に貢献しようとする人々の活動をサポートするために1976年に設立し、これまでに130人の受賞者を輩出しています。ロレックス賞の受賞者は、「ローリエイツ(受賞)」、「アソシエイト・ローリエイツ(準受賞)」、「ヤング・ローリエイツ(ヤング部門受賞)」の三部門があり、これまでに日本人では、村瀬誠さん(2002年準入賞)と森本喜久男さん(2004年受賞)のお二人が受賞しています。

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今回、私は2009年に新設されたヤング・ローリエイツのファイナリストとして選出頂きました。一緒にファイナリストに選出されたメンバーと共に最終選考会でジュネーブで2日間過ごしましたが、とても素晴らしいメンバーでした。多少の被りはありましたが、これまでダボス会議やアショカ、Forbes 30Under30などで関わってきたメンバーとも違い、新しいコミュニティーが出来た事が嬉しかったです。

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応募したきっかけは、ヨーロッパでは絶大な知名度を誇るロレックス賞が、アジアでは十分に浸透していないという事で、greenzさんとロレックス賞の間で特集記事を連載する事になり、『日本らしい“曖昧さ”からイノベーションは生まれる! 世界で活躍する社会起業家「ShuR」大木洵人さん ×「Lalitpur」向田麻衣さん対談』という記事掲載して頂いた事でした。私自身も今回の取材でロレックス賞の事を知り、自ら応募させて頂いたところ、光栄なことにファイナリストに選出して頂けました。

最終的な受賞は、来週中には発表になるそうです。乞う御期待下さい!以下にファイナリストの一覧を掲載します。

<2016年ヤング・ローリエイツ ファイナリスト>
Lucrezia Bisignani – Italy
Develop a game application for cheap smartphones to teach illiterate children in sub-Saharan Africa to read and write. The plan is to have 100,000 users in the first year.

Joseph Cook – United Kingdom
Investigate the Greenland ice sheet to discover how immense microbial populations survive in the polar and glacial icecaps, and study their effects on Earth’s vital systems, including climate, and value to humanity.

Oscar Ekponimo – Nigeria
Address food poverty and alleviate hunger in Nigeria through a cloud-based application that monitors supermarket products approaching the end of their shelf life and generates notifications to enable discounted items for consumers and charities.

Tales Gomes – Brazil
Use mobile technologies, including a website and a health diagnostic kit costing less than US$7, to help prevent non-communicable diseases, from cancer to diabetes, in Brazil’s disadvantaged communities.

Christine Keung – United States
End uncontrolled toxic pollution of soil and water in rural north-western China by working with doctors and industry to reduce harmful waste and by empowering women to act as environmental stewards.

Mustafa Naseem – Pakistan
Develop a “water ATM” enabling organizations to measure water quality and access in Pakistan and other countries facing supply crises, thereby ensuring equality of usage and better management of a dwindling resource.

Qin Xiang Ng – Singapore
Use water’s ability to cling to a spider web as a model to develop a new generation of efficient fog-harvesters in regions where there is fog but little rain.

Levit Nudi – Kenya
Save the lives of infants in Kenya and beyond with his simple, affordable warning device to monitor and diagnose babies suffering life-threatening lung infections.

Junto Ohki – Japan
Bridge the gap between the world’s 126 sign languages through a crowd-sourced, online sign-language dictionary, which will be a global platform for all signs, improving communication among hearing-impaired people from different countries.

Anthony Raphael – Australia
Develop and field-test two easy-to-use applicators to diagnose and treat, with microparticle massages, deadly parasitic skin diseases afflicting tens of millions of people, particularly young children, in the developing world.

Sarah Toumi – France/Tunisia
Fight increasing desertification in Tunisia caused by climate change through reforestation and crops suited to low rainfall, providing new income opportunities to rural communities.

Daira Ximena Villagran Chavarro – Colombia
Lay the groundwork for a conservation plan for one of the world’s most biodiverse but threatened regions, Colombia’s Baudó Mountains. Conduct fieldwork, share scientific findings, engage the community and encourage ecotourism.

初手話タップダンス&初サイレント・カフェ

昨日の10月10日(祝)にSilent Cafeにて開催されたCommunic’Arts Festivalに行ってきました。タップダンサーのしゅわップring ミユキさんが出演するという事で、聾の友人に誘って頂きました。

一言でいうと、めっちゃカオスなイベントでした、笑。手話タップダンスですら初めて観たのに「タップダンスと手話 x アラブの打楽器ダルブッカ&ハンマーダルシマー ブラインドドローイングと書のライブ」という色々な企画がコラボレーション!少人数のイベントらしいアットホームな感じでした!

最初に、手話とタップダンスの融合をしているミユキさんから、手話付きのタップダンスのパフォーマンスがありました。風船が配られたり、ミユキさんの足元にはタップに合わせて光るデバイス(?)が付けられたり、ろう者にも音楽やタップダンスを楽しんでもらうための工夫が随所にありました。普通の手話ダンスや手話歌と比べると、タップダンスの要素が入るので、動きが大きくリズムカルな印象でした。イベント全体はミユキさんが手話通訳を行っていました。

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その後、ブラインドドローイングという、音楽に合わせて目隠しをして絵を描くアーティストさんのパフォーマンスと

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アラブの打楽器ダルブッカとハンマーダルシマー(という私も初めて存在を知った楽器)の演奏に合わせて、書道をするパフォーマンスが同時に行われました。いわゆるカオスです!笑。けど、新しく観るものばかりで楽しかったです!

各パフォーマンスが始まる前にミユキさんが手話で解説をしてくれました。ろう者の人も一緒に楽しみたいという想いが伝わってきました!素晴らしいですね!ただ、手話のパフォーマンスがもう少し多かったらもっと嬉しかったのにとも思いました。
しかし、コラボしたアーティストの方々も皆さん、ろう者を気遣っているのがわかりました。このように手話が他の企画とコラボする機会がもっともっと増えるといいですね。

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そして、残念だったのは今月末でサイレント・カフェが閉店だというニュースです……。私は今回が初のサイレント・カフェだったのですが、手話関係の場所がなくなっていくのは悔しいですね。

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最後に、他の参加者の方に、シュアールの記事を読んだ事があり、私の事を知っていると声をかけて頂くサプライズもありました!長谷川さんは埼玉で手話を学ばれているそうで、いつか一緒に働きたい!と言ってくれました。こういう出会いは嬉しいですね!楽しみにしています!

週刊ジョージアに手話通訳士としてインタビューされました!

缶コーヒー「GEORGIA」のメディア、週刊ジョージアの『働キング』というコーナーにて、手話通訳士としてインタビューを受けました。手話通訳士として受けていますが、実際にはシュアールグループの代表として受けている感じですが……。とはいえ、手話通訳士としてインタビューを受けたのは初めてかもしれません。
第128号の表紙で、俳優の山田孝之さんに手話をして頂きました。純粋に嬉しい!更に「目で聞く。心で話す」という見出し!別に心で話しているわけではない、という突っ込みは置いておいて、カッコいい!手話通訳士の仕事を、魅力的に取り上げて頂けて、ありがたいです!

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週刊ジョージアのポータルサイト上にインタビュー記事があります。日に日に新しい記事が掲載されるので、流れてしまうかもしれません。私のインタビュー記事への直リンクはここです。

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更に、週刊ジョージアは専用のアプリがあり、そちらでも読むことができます。是非、ダウンロードしてみてください!iPhoneでも、アンドロイドでも利用でいるようです。
iOS版はこちら、android版はこちらです!

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タイトルは『僕は手話で食べていく!若きパイオニアの物語』とかなり挑戦的!内容もかなりドラマティックに書かれています!しかし、福祉系の記事によくある硬い文章ではなく、かなりポップに書かれているので読みやすい内容になっていると思います。
手話はボランティアと思われがちなので、手話通訳士が仕事として取り上げられることはとても少ないです。更に、とても保守的な世界で、自らの仕事の事をこういったメディアで語る手話通訳士も少ないでしょう。創業代表としてシュアールグループを率いる役割以外に、しがらみがなくて、若くて、(バカな)一手話通訳士として手話の仕事を発信するのも、私が社会に対して出来ることの一つだと今回は認識させてもらいました。

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最後に、アプリに写る山田孝之さんの表紙とジョージアと一緒に!

信用金庫業界初、おかやま信用金庫様に遠隔手話通訳導入!

2016年6月3日より、おかやま信用金庫様に弊社の遠隔手話通訳が導入されました!現在、プレミアム・ライフ・プラザ内山下スクエアの二店舗にて、御利用頂けます!月曜日から土曜日の9時から17時まで予約なしで手話通訳を利用する事ができます。口座開設から資産運用の案内まで幅広く対応しています。

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全国の信用金庫としては初の遠隔手話通訳の導入となり、西日本の金融機関として、岡山県内の事業者としても初となります。今回の導入を機に、金融機関や岡山県内での導入が更に広がると嬉しく思います!
おかやま信用金庫様プレスリリース

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先日、岡山にお伺いし、桑田真治理事長に御挨拶をさせて頂きました。普通のバリアフリーを目指すのではなく、その更に先にある全ての御客様が安心して利用できるサービス提供のために、遠隔手話通訳サービスを導入したと力強く仰って頂き、私としても感激しました!御一緒出来ることを心から嬉しく思います!

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山陽新聞様にも大きく取り上げて頂きました!岡山県内の多く方々に知って頂く良い機会になったと思います。ありがとうございました!

一人でも多くのろう者の方々に安心して金融機関のサービスを利用して頂ける様にシュアールとしても全力で努力したいと思っております。是非とも岡山にお住いのろう者の方々には、御利用頂ければと思います!
また、内山下スクエアは建築家の安藤忠雄氏がデザインしたビルで、金融機関の利用者でなくとも毎年多くの見学者が訪れているそうです。岡山にお越しの際には是非とも足を運んでみて下さい!その際に遠隔手話通訳も合わせて御利用頂けると嬉しく思います!

第3回電話リレーサービス普及シンポジウムに登壇しました!

土曜日に兵庫県神戸市で開催された第3回電話リレーサービス普及シンポジウムにてミニ講演をさせて頂きました。昨年の10月10日に東京で開催された第1回にも登壇したので、今回が2回目の登壇です。

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電話リレーサービス普及シンポジウムは特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター(IGB)が実施するシンポジウムで、今年は東京、大阪、名古屋にて開催されました。IGB代表の伊藤芳浩さんは東日本大震災にて聴覚障がい被災者支援で御一緒して以来の仲です。
私は電話リレー事業者として、シュアールの事業内容と実際の利用例などを紹介させて頂きました。

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全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の相談役高岡正さん、ろう者として様々な活動をされている岡本かおりさん、同業者の沖縄聴覚障害者情報センター根間隆行さん、私の4名でパネルディスカッションも行いました。
かおりさんのパワフルでコミカルなトークには圧倒されました!高岡さんの法律に関する講演は大変に勉強になりました。根間さんとは同業者として様々な意見交換が出来ました。参加者の方からも鋭い御質問をたくさん頂き、とても盛り上がりました!

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講演後は、みんなで懇親会。関西のろう大学生や兵庫県内で要約筆記を専門に行っている方々と交流をしました。有意義な時間を過ごした後は、幸せな気持ちで最終の新幹線で東京に戻りました。