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6月末締切!2014年度「電話リレー無料体験モニター」募集中!

電話リレーは聴覚障がい者がテレビ電話を使って手話通訳者に電話を代行してもらうサービスです。日本では2013年9月から日本財団が行っており、シュアールも共にサービスを提供してきています。
シュアール内の電話リレー紹介ページ

2014年4月より第2期の無料モニター募集が行われていましたが、多くの方に登録を頂きまして目標数まで残りわずかとなりましたので、日本財団より今月末の6月30日(月)で無料モニターの募集を締め切るとの連絡がありました!(登録後は2015年3月末まで利用できます)

電話は音による情報伝達ツールなので聴覚障がい者が利用する事は困難でしたが、テレビ電話の誕生により映像を使って手話で情報を伝える事が出来るようになりました。そこで、「テレビ電話で手話を伝える」と「電話で音を伝える」をうまく組み合わせた電話リレーという方法が新たな聴覚障がい者向けサービスとして生まれました。電話リレーは日本ではあまり馴染みのないものだと思いますが、世界的には多くの国で導入が進んでいます。
電話リレーは聴覚障がい者の生活を劇的に変えるツールです。


例えば、、、
バスが遅れてバイトに遅刻しそう、なんて時に聴覚障がい者の方は電話が出来ないのでバイト先に連絡を入れることが出来ませんでした。しかし、電話リレーを使えば自分の持っているiPhoneやスマートフォンのテレビ電話機能を使って手話で電話をかける事が出来ます!
聴覚障がい者の方がテレビ電話でシュアールのコールセンターに連絡をして、手話通訳者が変わりにバイト先に電話をかけます。これなら、バイトの遅刻の連絡も完璧に出来ます!

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他にも、レストランや病院の予約、不在票や再配達の連絡、出前の連絡まで何にでも利用できます!(緊急電話など一部、利用できない番号もあります)今回のモニター募集は、このサービスを一年間、無料で利用する事が出来ます!

以下の動画では、手話と字幕でも本サービスの紹介をしています。ご覧下さい!皆様の申し込みをお待ちしています!


一人でも多くの聴覚障がい者・ろう者に使って頂きたいので拡散して頂けると嬉しいです!宜しくお願いします!!

電話リレーサービス無料モニター募集

昨年度から日本財団が行っている聴覚障がい者向け電話リレーサービスの無料モニターを今年度も募集します。

聴覚障がい者は耳が聞こえないために、電話を利用する事が出来ません。つまり、
・歯医者やエステなどの予約、変更
・イベント会場や宴会の予約、変更
・忘れ物や落し物の確認
・不在票の折り返し電話
・寿司やピザの出前の注文
・企業や行政への電話による問い合わせ
などなど我々が普段から普通に電話で行っている様々な事が出来ないのです。

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そこで役に立つのが、テレビ電話を使って電話を代行する『電話リレーサービス』です。聴覚障がい者がテレビ電話越しに手話で話したものを、弊社の手話通訳スタッフが読み取り、代わりに電話で相手に伝えます。そして、電話で話された日本語を手話通訳者が手話で表すことで、聴覚障がい者に伝えます。聴覚障がい者は母語である手話で会話の内容を理解できるので、スムーズな会話が可能になるという仕組みです。

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基本的にソフトはマイクロソフトのSkypeを利用しているので、パソコンはもちろんの事、スマートフォンからでも利用できます!インターネットさえあれば、世界のどこからでも聴覚障がい者が自由に電話できるようになります!

詳細は以下の動画にて、手話と字幕で説明をしています。是非ご覧下さい!


弊社の手話通訳スタッフは厚生労働省認定の手話通訳士資格を全員が保有(2013年度より)しているので、どんな用途でも安心して利用して頂けます。もちろん、社内でもテレビ電話を利用した手話通訳用の独自研修も実施しています。
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弊社は創業当初から電話リレーサービスを行っており、昨年度に引き続き日本財団さんの事業を手伝わせて頂く事になりました!写真は2010年度に私が遠隔手話通訳を行っている様子です。私が現場で通訳をする事はなくなりましたが、現場に出ていたところに、テレビ電話を使って「人生で初めて出前を取れた」と喜んでくれた利用者の笑顔は今でも忘れられません。
この想いを胸に事業を拡大し続けてきました。今年度も日本財団さんが費用負担をしてくれる事で、無料で電話リレーサービスが利用できる絶好のチャンスです!一人でも多くの聴覚障がい者の方に電話を利用して頂きたいので、是非とも拡散の程を宜しくお願いします!!ホームページから簡単に申し込みが出来ます!
詳細・申込ページ

以前、TEDxFukuokaにて遠隔手話通訳について必要性を語っています。合わせて見て頂けると幸いです。

クラウドファンディング実施中!応援よろしくお願いします!

世界初の手話キーボードを利用したクラウド型手話辞典「SLinto」のα版リリースに向けてCOUNTDOWNを利用したクラウドファンディングを行っています。
http://www.countdown-x.com/project/Q9392580

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クラウドファンディングとは、新しい事を始めたい人がインターネットを通してサポーターを集める事の出来るサービスです。今回、私たちが利用したCOUNTDOWNは辻野晃一郎氏(Google日本法人元代表取締役社長)や出井伸之氏(ソニー株式会社元社長)が役員を務めるアレックス株式会社の事業で、「世界に挑戦しようと志す人をみんなの力で応援し、関わる人全員で世界に連れて行くことのできるプラットフォーム」とホームページに載っています。

是非、皆さんに応援して頂きたいのは、シュアールが生まれる前の2007年から続けているSLinto(スリント)です。SLintoとは、我々の技術(特許出願中)を用いて手話から引く事を可能にした手話辞典で、データベースはWikipediaのようにクラウドで行う予定です。このサービスが広がる事によって手話学習者やろう者が手話を使っている中で単語がわからない時に迅速に手話から音声言語を引く事が可能になります。更にユーザーが単語を登録できるようにしたことにより、単語数の増強、新語への最速の対応が可能になります。ユーザー登録時に出身地などの情報を入力する事に方言にも対応できます。このデータベースを利用する事で手話に関わる他の様々なサービスに転用する事が出来ます。手話の学習が楽になるだけでなく、聴覚障がい者の日本語学習の助けにもなります。このプラットフォームは日本のみならず世界中の手話に転用できるので、国境超えた手話のサービスにも応用出来ます。

これまでにSLintoは、米経済誌Forbes 30Under30選出、アショカ・フェロー選出など世界的にも注目を浴びています。日本発の世界初の技術を広める、これはCOUNTDOWNの理念にも通じます。既に台湾のメディアに取り上げられて頂き、FlyingVのFacebookページに広がっています。世界中の手話に関わる環境を大きく変える今回の企画に是非ともご協力を下さい!

「手話通訳士」一発合格!

一昨日、手話通訳士(手話通訳技能認定試験)の結果が発表され、無事に合格する事が出来ました!
神奈川県手話通訳者養成講習会修了のブログ記事でも書きましたが、手話通訳の資格には大きく分けると厚生労働省認定の手話通訳士と社会福祉法人全国手話研修センターが実施する統一試験の二つがあります。どちらが上位という決まりがあるわけではありませんが、統一試験に合格し実績を積んだ後に手話通訳士の試験を受ける人が多いため、手話通訳士試験の方が難しいとされています。私は昨年、両方を初めて受験しました。

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今回、発表があったのは手話通訳士試験の合否です。合格率が11.1%と例年になく低く(例年は20%前後)、合格者数も昨年の182名から105名へと急激に減りました。そのような中で合格出来て本当に良かったです!2007年8月に独学で始めてから、手話歴5年4ヶ月での合格。長かったような、短かったような。。。良く頑張りました!これで活動も更に幅が広がります!
更に嬉しい事に、弊社から私を含め受験した3名全員が無事に合格しました(しかも全員20代)!これで、20歳未満のため受験資格のないインターンを除き、シュアールの現役メンバー全員が手話通訳士資格所有者になりました!
昨日、合格証が届いたので登録申請をその場でしておきました。次は、統一試験の発表が3月にあります。両方とも無事に合格出来ているといいのですが…。これからも、この結果に甘んずる事なく精進を続けていきます!応援、宜しくお願いします!

[求人]シュアールでは手話ビジネスを一緒に作る仲間を募集しています!!

シュアールでは手話ビジネスを一緒に作る仲間を募集しています。シュアールは聴覚障がい者を対象に様々なITサービスを提供している企業です(ウェブサイト)。テレビ電話を用いた遠隔手話通訳事業、スマートフォンを利用した手話ガイドアプリ事業、クラウド型オンライン手話辞典事業などを主に行っています。

詳細は弊社のリクルートページに掲載致しました(こちら)。現在、特に手話通訳者と事務員を募集しています。
遠隔手話通訳事業の手話通訳者は、全国に設置されている端末からの手話通訳依頼にテレビ電話で対応する業務です。営業チームからのデモコールにも対応して頂きます。質の高い通訳を提供するため「手話通訳士」または「手話通訳者全国統一試験合格者」以上の手話通訳スキルが求められます。
事務員は、上記の手話通訳者の補佐業務と総務的な業務を担って頂きます。営業資料作成や実際の商談に同行して頂く事もあると思います。こちらは、特に資格がなくても問題ありません。

聴覚障がい者の生活をより良くするITサービスを提供するために多くの仲間を必要としています。御興味のある方は御一報下さい。また、知り合いに手話通訳が出来る方、手話の事業に興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、シュアールの事をお伝え下さい。上記以外の業務や関わり方に御興味のある方もリクルートページより御相談下さい!ボランティアやプロボノも募集しています!宜しくお願い致します。