投稿者「Junto Ohki」のアーカイブ

画像電子学会「第21回国際標準化教育研究会」にて講演しました。

2018年1月19日に開催された画像電子学会第21回国際標準化教育研究会にて講演しました。研究会のテーマは『視覚・聴覚支援システムと標準化教育』で、私の発表テーマは『ITを駆使した聴覚障がい者向けサービスの紹介と標準化の現状』でした。シュアールがITUにて取り組んできたF.Relayの話やSLintoの話を中心に、海外の事例も含めて手話業界の標準化事情を把握している限り、お伝えさせて頂きました。

[画像電子学会]


発表の後は、黒川利明氏(デザイン思考教育研究所)、西垣智夫氏(シャープ)、和泉章氏(一橋大学)と一緒にパネルディスカッションに参加しました。福祉×標準化という話だけではなく、標準化の若手人材育成にまで話が膨らみました。デジュールスタンダードが広まりつつある昨今ですが、デファクトスタンダードの世界でも日本が今まで以上に存在感を発揮できるようにするには、特殊なルールが多い標準化の世界における世代間継承が欠かせないという話なりました。
短い時間でしたが、会場とも議論を交わせた有意義な時間でした。貴重な機会をありがとうございました。

<詳細>
日時:2018年1月19日(金) 13:00~16:30
場所:金沢工業大学虎ノ門キャンパス
テーマ:視覚・聴覚支援システムと標準化教育
共催:画像電子学会 視覚・聴覚支援システム(VHIS)研究会
協賛:画像関連学会連合会(FIS)

プログラム
13:00-13:10 座長 開会挨拶 平山亮(大阪工業大学)
13:10-14:00 1. ICES2017報告 黒川利明(デザイン思考教育研究所)
14:00-14:50 2. IECにおけるAAL(Active Assisted Living)の標準化動向とIEC標準化人材育成プログラムの紹介 西垣智夫(シャープ)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:50 3. ITを駆使した聴覚障がい者向けサービスの紹介と標準化の現状 大木洵人(シュアール)
15:50-16:20 4. パネル討論 全講師、和泉章(一橋大学)
16:20-16:30 座長 閉会挨拶 平山亮(大阪工業大学)

品川やきいもテラス2018に行ってきました!良かったけど、運営に課題も…。

昨日の2月3日(土)、第2回品川やきいもテラスに行ってきました!好きな食べ物TOP10に入る「焼き芋」のフェスティバルという事で見逃せませんでした!
会場は品川駅から徒歩5分ほどの品川シーズンテラス。主催も品川シーズンテラスだそうです。子供のころ、焼き芋の移動販売車にワクワクしながら買いに行ったのを思い出します。

[品川やきいもテラス]


会場に着いて、びっくり!物凄い人の数です!来場者に対して焼き芋屋さんの数が少ないため、各出店の前には長蛇の列が出来ていました!窯の数も限られているので出来上がり待ちの店も多く、3時間待ちの店もあったそうです。


せっかくの機会なので、食べに行くのが大変なお店を選ぼうと思い、福井県のヒゲ商店の焼き芋に決めました!こちらも結構な列がありましたが、来たからには食べたかったので頑張って並びました!


ヒゲ商店ではグラム単位での販売をしており、とみつ金時(福井県産)とシルクスウィート絹(茨城県産)が1g=2円、とみつ糖蜜芋(福井県産)ととみつ紫芋(福井県産)が1g=2.5円でした。4種類ともゲットし、食べ比べをしてみましたが、とみつ金時が一番オーソドックスで好きな味でした!


とみつ紫芋も少し独特な味でしたが、美味しかったです!どれも出来立てなので、熱々でした!

[ヒゲ商店]


会場には焼き芋のほかにも楽しめる仕掛けとして野外こたつが設置され、多くの人が外でのコタツという非日常を楽しんでいました!また、時間がなくて入れませんでしたが愛知県「道後温泉」や佐賀県「嬉野温泉」源泉直送のスペシャル足湯と手湯もありました。


外が寒いという人は品川シーズンテラスのフードコートが開放されていたので、そこで集まっていました。私も夕方は冷えてきたので2本目以降はこちらに移動して、食べました!

主役になる事の少ない焼き芋をメインにしたイベントは凄く良いと思いました!個人的に大興奮でした!ただし、そこに目を付けたマーケティングが成功したがゆえに予想を超えた反響を生んだのだと思いますが、会場内の運営側のマネジメントには多くの課題があったと思います。私が見ていた中でも、列の整理がされていなくて別の列に並んでいたという人がいたり、店と運営の連携が悪くて販売規制が始まる前から並んでいた人が買えていなかったり、会場内で焼き芋を作っているので常に機械が動いていて騒音がするのにスタッフのアナウンスが肉声で聞こえにくかったりと、会場はだいぶカオスでした。日本人だから大きな揉め事にならなかったと思いますが、他の国だったら暴動が起きているレベルだったかと…。私自身も本当は色々なお店を食べ比べしたかったのですが、あまりの列の長さに結局1つのお店しか行けず、色々な店が集まっているイベントの醍醐味が楽しめませんでした…。

今年は2月5日までです。是非とも多くの人に行って欲しいですが、出来るだけ早い時間に行く事をオススメします!時間が遅くなると売り切れなどがあるので!
また、これからも続けて欲しいイベントなので、運営の改善をして欲しいですね!

【主催】
品川シーズンテラス
【企画運営】
品川シーズンテラス エリアマネジメント事務局(株式会社クオル)
株式会社タノシナル
【協力】
松山市道後温泉事務所
佐賀県観光連盟
【協賛】
アルネットホーム

第29回手話通訳士試験合格者発表!

本日、今年の手話通訳士試験の発表がありました。合格者の皆様、おめでとうございます。来年、再チャレンジすることになった方も一緒に頑張っていきましょう!
今年の合格者は85名で合格率8.2%と例年よりも少し低い数字です。年々、手話通訳の需要が高まっている事は試験を実施する側も分かっているはずですが、合格基準を緩めないのは手話通訳士は厚生労働大臣認定の手話関係唯一の公的資格だという自負があるからだと思います。とはいえ、手話通訳士を取ってからも安定した職がないという雇用の問題もあり、受験者が伸び悩んでいる部分を感じます。

[第29回手話通訳士試験結果]

シュアールでは、そんな手話通訳士に合格をした方、過去に取ったけど十分に仕事に活かせていない方、今まで以上に手話通訳士として活動をしたいけど悩んでいる方を対象に2月16日(金)に座談会を開催します!手話通訳士の仕事、技術の研鑽方法などについて、気軽にお話せる機会です。座談会の後には、遠隔手話通訳で通訳を提供することもご体験いただけます。
来たからと言ってシュアールに絶対に関わらないといけないというイベントではありません。もともと人数の少ない手話通訳士ですから、横のネットワークに構築にお力になれればと思っています。

私自身も手話通訳士試験に合格してから早5年、当時よりも手話通訳に関わる機会はだいぶ減ってしまったので、腕に鈍りを感じます。手話は言語ですから関わり続けないと難しい面もあります。シュアールでは、手話通訳士の方、手話通訳士を目指している方を対象とした研修も実施しています。そして、パートや正社員の募集しています!ご興味のある方は、シュアールのブログもご覧下さい!

[シュアールの手話通訳士採用募集]

ダイアログ・イン・ザ・ダーク Showcase for 2020 Tokyo 暗闇で感じる日本文化に招待して頂きました!

以前、一緒に対談をさせて頂いたアショカ・フェローの先輩であるアンドレアス・ハイネッケ(Andreas Heinecke)が立ち上げたダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialogue in the Dark)。昨年の8月末で常設の外苑前会場が閉鎖されましたが、移転した東京浅草橋のTokyo Diversity Lab.に初めて参加させて頂きました。

[対談に関する記事]

ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、真っ暗な空間を作り、その中で対話を通して偏見や異文化を受け入れあう経験を体験する企画です。暗闇の中では視覚障がい者のガイドに従って、プログラムが進行します。視覚障がい者にとっては見えない世界が普通なのですが、視力のある人から見ると視界0での活動は困難を極めます。視覚障がい者の世界を体験できる興味深い経験です。しかし、それだけではなく彼らの高いポテンシャルに気付かされます。このプログラムに参加した多くの人が「障がい者だと思っていた人たちが本当に優秀で驚いた」という事を言っています。
障がい者を可哀そうな人として考えるのではなく、彼らのポテンシャルを引き出して活躍できる環境を作るという考えは我々の活動と通するものがあり、大変に参考にさせて頂いています。


今回は、日経ソーシャルイニシアティブ大賞(現、日経ソーシャルビジネスコンテスト)でお世話になった若林さんに招待を頂きました。今回のテーマは「暗闇で感じる日本文化」で、ダイアログ・イン・ザ・ダーク Showcase for 2020 Tokyoと称してオリンピック・パラリンピックを見据えた内容になっていました。私自身は4回目の参加になりましたが、テーマが変わるので飽きることなく毎回楽しませて頂ています。
ETIC.経由で日本代表の志村真介さんとも仲良くさせて頂いており、一緒にオリンピック・パラリンピックに向けて、活動していこうという話もさせて頂きました!

[日経ソーシャルイニシアティブ大賞国内部門賞受賞報告]


今回は、暗闇で書初めにチャレンジです。今年の目標を漢字1文字で!と言われて、悩みましたが今年は色々と選択をしていく大切な年だと思ったので「選」に決めました。暗闇で墨を磨り、色紙の裏表の感覚を味わい(結果、間違えて裏に書きました…)、文字を書くのは、普段から何気なくしている文字を書く行為を振り返る良い機会でした。暗闇で書いたにしては、良い出来になったのではないかと思います!(明るいところで書いても大して変わらないだろう、とのツッコミは無しで!)


今回は聴覚障がい者の活動仲間の今井絵理子議員も参加されていました。今井さんとは議員になられた直後から意見交換をさせて頂いているので、定期的に会っていますが逆に一緒に写真を撮る機会ってあまりなかったので、久しぶりのツーショット!今井さんの今年の漢字は「楽」!”らく”ではなく”たのしむ”との事でしたので、一緒に楽しみながら聴覚障がい者と聴者の対等社会を作っていけるように、私たちシュアールも頑張っていきたいと思います!