昨日、正月恒例となっている祖母宅での食事会に親族一同、集まりました。その場で、普段はみんなの食事を作っていてあまり仕切ったりする事のない祖母が突然、おもむろに親族全員にポチ袋を配り始めました。大人も含めた全ての人にです。
その中に入っていたのは、お年玉としてはちょっと少な過ぎる1000円…。
その千円には、祖母の想いがたくさん詰まっていました。昨年の敬老の日に、祖母が75歳になった記念として行政から敬老祝金として一万円が贈られたそうです。それを、今後の親族の健康を祈って縁起物として一人一人に分割して配ったのです。その場には、私の従姉の1歳になる娘もいました。私の祖母から見れば、ひ孫です。本来は祖母の長寿を祝う為の敬老の祝いに、自分の子供、孫、ひ孫の健康を想う祖母の優しさに、言葉では言い表せない気持ちになりました。それは、感動とも感謝とも少し違い、どちらかと感服に近い気持ちだと思います。ただただ、深い想いを感じました。
この千円は当分の間お守りとして取っておきます。いつか、この千円に使い道が生まれるまで、祖母の想いに応えられる様に健康でいたいと思います。
そして何よりも、おばあちゃんの健康を祈っています。